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1. 仙台89ersの概要

仙台89ersは、宮城県仙台市を拠点に活動するBリーグ所属のプロバスケットボールチームです。このチームは2004年に設立され、以来、地域に根ざしたクラブとして成長を遂げてきました。地元密着型のクラブとして、仙台89ersは地域のスポーツ振興や若い世代の育成に積極的に取り組んでいます。2005年にbjリーグが創設された際には、「オリジナル6」として仙台89ersも初年度から参加しました。東地区に所属し、プレーオフ進出を果たすなど、華々しいスタートを切りました。そして2016年のB.LEAGUE発足に伴いB2リーグに降格することもありましたが、着実に実力をつけてB1昇格を果たしました。震災を乗り越えた経験から、地域との絆を大切にし、復興支援活動にも積極的に取り組み、仙台のスポーツ文化を支える存在として、今も成長を続けています。

チームカラーは、明るい黄色(ナイナーズイエロー)を基調とした仙台の輝く太陽をイメージしており、チームとブースターとの一体感を生み出しております。クラブの理念として「感動」を掲げ、地域との連携を大切にする姿勢を貫いています。地元のスクールを訪問しての交流や、地域貢献活動を通じて地元社会との絆を深めています。

2. 創設の背景と歩み

仙台89ersは、その歩みを2005年の設立と共に開始しました。この年は、日本におけるプロバスケットボール界の新しい章を開くbjリーグの元年でした。そのため、仙台89ersもまた、この新リーグのメンバーとして誕生したのです。bjリーグ初年度の2005-06シーズンでは初年度から上位4チームに入り、プレイオフに進出するなど輝かしい成績を残しました。2011-12シーズンでは東日本大震災の影響を受け、各方面からの支援によりシーズン開幕時から参戦することができ、被災した方々に勇気をもたらす存在の一つになりました。

創設の背景には、仙台を含む地域にバスケットボール文化を根付かせたいという強い思いがありました。『89ers』というチーム名は、仙台市が「市制町村制」の施行により誕生した1889年と市制100周年を迎え、政令指定都市となった1989年に由来しています。地域の歴史的な節目を記念し、仙台の誇りを象徴する意味が込められています。もともと仙台という土地特有の要素を色や名称に含めることで、地元ファンだけでなく、広範な地域にわたるファン層を形成しています。このような独自の地位を確立することで、仙台89ersは単なるスポーツチーム以上の存在となり、地域のシンボルとしての役割を果たしています。

3. 本拠地のゼビオアリーナ仙台

仙台89ersのホームアリーナは『ゼビオアリーナ仙台』です。仙台市太白区に位置し、最大収容人数は約7,000人。最新設備を備えた多目的アリーナで、バスケットボールの試合はもちろん、音楽イベントや展示会なども開催される施設です。ホームゲームでは、黄色とゴールドの応援グッズで彩られたスタンドが熱気に包まれ、選手たちを後押しします。アクセスも良好で、仙台駅からの交通の便も整っており、県内外から多くのファンが訪れます。アリーナは地域の交流拠点としても重要な役割を果たしています。

4. 人気選手とコーチ陣

特に、彼らのプレースタイルは攻撃のバリエーションが豊かで、同時に堅実なディフェンスが特徴です。
今シーズンはレバノン代表のダーウィッチ選手やフランチャイズプレイヤーの渡辺翔太選手との化学反応や各選手のレベルアップによって昨シーズンは最下位に沈んだチームの逆襲を見せてくれるでしょう。
2025-2026シーズン チーム編成は以下です。ダン・タシュニーヘッドコーチ

PG     3 岡島和馬(171cm)-山形ワイヴァンズより移籍
PG・SG  7 船生 誠也(195cm)-サンロッカーズ渋谷より移籍
PG     15 渡辺 翔太(168cm)
PG・SG  96 阿部 真冴橙(181cm)
SG・SF   8 ジャレット・カルバー(198cm)-オセオラ・マジック(NBA Gリーグ)より移籍
SG      9 セルジオ・エル ダーウィッチ(194cm)-レバノンより移籍
SG・SF   11 荒谷 裕秀(189cm)
SF    14 杉浦 佑成(196cm)-横浜ビー・コルセアーズより移籍
SF    23 半澤 凌太(192cm)
SF    24 新沼 康生(194cm)
PF・C   45 ネイサン・ブース(208cm)
PF    75 井上 宗一郎(201cm)-越谷アルファーズより移籍
C      21 ブーバカー・トゥーレ(213cm)-スペインより移籍

5. 最後に

地元のファンは仙台89ersを熱心に応援し、試合の日にはゼビオアリーナ仙台が熱気で満たされます。ファンからの力強い声援は、選手たちの背中を押し、試合をより一層盛り上げています。仙台89ersは、これまで以上に地域への貢献を深め、さらなる絆を築いていくことを目指しています。例えば、地域の学校やイベントへの訪問を通じて、バスケットボールの魅力を伝える活動を強化しています。地元の若者たちにもバスケットボールの楽しさを知ってもらうことで、次世代のファンを育てることにも力を入れています。仙台89ersの取り組みは、地域社会の活性化にも寄与しています。熱心なファンとの交流を通じて、チームと地域が一体となることを目指し、共に成長していきます。それは単なるスポーツイベントとしての枠を超え、地域の人々の生活に溶け込むものとなっています。仙台89ersは、地域愛を持ち続けながら、次の世代にもその心を伝え、更なる飛躍を遂げようとしています。

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